制作データ管理初心者向けガイド

HP制作データをUSBだけで管理するのは危険?おすすめ管理方法

紛失・故障・最新版不明を防ぐため、GitHub、クラウド、バックアップで制作データを管理する方法を説明します。

実体験を基に構成SaGaSと運営サイトで行った確認・改善の流れを、初心者向けに整理しています。

この記事が役立つ方
  • ホームページの元データがUSBにしかない
  • どのファイルが最新版か分からない
  • 担当者が変わっても更新できる状態にしたい
先に結論

USBは受け渡しや予備保存には使えますが、唯一の保管場所にすると紛失、故障、上書き、最新版不明のリスクがあります。制作データの正本をGitHubなど履歴が残る場所へ置き、画像などの大容量データと秘密情報を分け、別の場所にも復元用バックアップを持ちます。

この記事を読むと分かること
  • USBだけでは防げない四つの問題
  • 制作データ・公開データ・秘密情報の分け方
  • 小さな会社でも続けられる管理ルール
01

USBだけの管理で何が困る?

USBは持ち運べる反面、紛失、物理故障、誤削除、マルウェア感染が起こり得ます。複数本へコピーすると、どれが最新版か分からなくなる問題もあります。

更新前の状態へ戻したい時も、上書き後のUSBには履歴が残りません。保存できていることと、必要な時に正しく復元できることは別です。

02

最初にデータを四つへ分ける

ホームページの管理では、編集する元データ、サーバーへ公開するデータ、画像や資料、パスワードなどの秘密情報を混ぜないことが大切です。

特にパスワードや秘密鍵を制作フォルダへ入れると、共有や自動公開の時に外へ出る危険があります。秘密情報はパスワード管理やSecretsへ分けます。

  • 元データ:HTML、CSS、プログラム、原稿
  • 公開データ:サーバーへ置く完成ファイル
  • 素材:元画像、ロゴ、契約資料
  • 秘密情報:パスワード、APIキー、秘密鍵
03

GitHubを使うと何が変わる?

Gitで管理すると、誰がいつ何を変えたか、どの状態へ戻せるかを記録できます。GitHubへ置けば、許可した担当者が同じ正本を参照できます。

ただしGitHubはそれだけで完全なバックアップではありません。削除やアカウント事故に備え、リポジトリの複製や書き出しを別の場所にも保存します。

04

大容量画像と資料はどうする?

元画像、動画、契約書などはリポジトリを重くしやすいため、アクセス管理できるクラウドストレージへ分ける方法があります。公開用に圧縮した画像だけを制作データへ入れます。

保存先を増やす時は、どこが正本かを一つに決めます。「念のため」のコピーを各担当者が作ると、古いロゴや価格表が再利用されます。

05

会社で決める最低限のルール

難しい運用表より、正本の場所、命名、変更担当、承認、バックアップ日を一枚にします。退職者の個人アカウントや個人クラウドだけに依存しない形にします。

GitHubとクラウドの管理者には多要素認証を設定し、共有パスワードを避けます。外部制作会社へ権限を渡す場合は、必要なリポジトリやフォルダだけに限定します。

06

バックアップはどう確認する?

別の場所へコピーしただけで安心せず、定期的に開けるか、履歴を含めて戻せるかを確認します。公開前や大きな変更前にも復元点を残します。

USBを使うなら、唯一の正本ではなく、暗号化したオフライン予備として扱います。保管場所、更新日、廃棄方法も決めます。

07

引継ぎ時に渡すものは?

リポジトリ、素材、サーバー、ドメイン、分析、メールの管理先を一覧にし、ログインできることを担当者と確認します。ファイル一式だけでは更新や公開を再現できません。

一度、別の担当者が小さな修正を公開して戻す練習をすると、手順の不足を見つけられます。

今の保存状態から最初の対応を決める

USBを捨てることより、正本と復元方法を明確にすることを優先します。

今の状況最初の判断理由
USB一つにしかない最初に複製と棚卸し故障前に内容と最新版を確認する必要がある
複数USBで最新版不明正本を一つに統合古いデータの再利用を防ぐ
コード中心の静的サイトGitで履歴管理変更差分と戻す状態を記録しやすい
画像・動画が多い素材をクラウドへ分離リポジトリの肥大化と共有混乱を減らせる
実際にやること

迷ったら、この順番で進めてください

  1. 01
    全データを棚卸し

    元データ、公開データ、素材、秘密情報を分ける

  2. 02
    正本を決める

    GitHubや管理クラウドなど最新版の場所を一つにする

  3. 03
    権限と認証を整える

    個人依存をやめ、多要素認証と必要最小限の権限にする

  4. 04
    復元を試す

    別の場所から開き、過去版と公開手順を確認する

もう少し知りたい方へ

よくある疑問に答えます

GitHubに置けばバックアップは不要ですか?

不要にはなりません。アカウント事故や誤削除に備え、履歴を含む複製を別の場所にも保存します。

USBはもう使わない方がよいですか?

受け渡しや暗号化したオフライン予備には使えます。唯一の正本にせず、更新日と保管場所を管理します。

パスワードも同じフォルダへ置いてよいですか?

置きません。パスワード管理ツールやGitHub Secretsなど、制作データとは別の安全な保管先を使います。

この記事の根拠と確認範囲

SaGaSの運用で行った確認手順と、各サービスの公式情報を基に構成しています。管理画面の名称や仕様は変更されるため、実作業前に最新の公式画面も確認してください。

参考にした公式情報

制作データの最新版と管理者が分からない場合

USB、パソコン、サーバー、クラウドに散らばったデータを棚卸しし、正本と復元手順を整理します。

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