ホームページのサーバー・ドメイン引継ぎチェックリスト
制作会社や担当者が変わっても困らないよう、契約・ログイン・データ・メールの確認項目をまとめます。
- 制作会社を変更したい
- 退職者しか分からない
- 契約更新漏れが不安
最初に確認するのはホームページのデータではなく、会社がドメインとサーバーを管理できるかです。契約名義・管理メール・支払方法を会社管理にした後、データと設定を受け取ります。
- 会社が所有すべき契約と権限
- 引継ぎ前に確認する技術情報
- 移管せず権限追加で済む場合の判断
そもそも、何を引き継げばホームページは動く?
ホームページは、ドメイン、サーバー、サイトデータ、メール、問い合わせフォーム、アクセス解析など複数の要素で動いています。見た目のファイルだけ受け取っても、全部を引き継いだことにはなりません。
まず『契約』『ログイン権限』『データ』『設定』の四つに分けます。一つずつ確認すれば、専門用語が分からなくても漏れを減らせます。
一番先に確認するのは何?
ドメインの契約名義と管理メールです。ドメインはホームページの住所なので、更新できなくなるとサイトもメールも使えなくなる可能性があります。
制作会社や退職者の個人名義になっている場合は、会社名義へ変更できるか確認します。更新期限と支払方法も会社が分かる状態にします。
- ドメインの契約者
- 管理メールアドレス
- 更新期限と自動更新
- 支払方法
- 緊急時の連絡先
何を引き継ぐ必要があるか
自分に近い状況を探すと、最初に何をすればよいか分かります。
| あなたの状況 | おすすめ | なぜ? |
|---|---|---|
| 会社名義で契約済み | 権限整理を優先 | 移管せず管理者追加で済む可能性 |
| 制作会社名義のドメイン | 名義・移管を協議 | 更新と移転の権利が会社側にない恐れ |
| メールも同じサーバー | DNS全体を棚卸し | Web移行がメール停止へ波及する |
| CMSの管理者が一人 | 会社用管理者を追加 | 退職・連絡不能で更新不能になる |
サーバーとドメインは同じもの?
別のものです。ドメインは住所、サーバーはホームページのデータを置く建物です。同じ会社で契約していることも、別会社で契約していることもあります。
引継ぎでは、どの会社で何を契約しているかを一覧にします。請求メールやカード明細から契約を探す方法もあります。
ホームページのデータは何を受け取る?
HTMLなどのサイトファイル、画像、WordPress等のデータベース、テーマ、追加機能、転送設定を受け取ります。バックアップがあるだけでなく、実際に戻せる形式かも確認します。
問い合わせフォームや予約は外部サービスとつながっている場合があります。送信先メール、利用サービス、契約アカウント、秘密情報の保管場所も必要です。
メールの引継ぎを忘れるとどうなる?
ホームページの接続先を変える作業で、会社メールまで止まることがあります。ドメインの設定には、Web用とメール用の情報が一緒に入っているためです。
現在使っているメール会社、メールアドレス一覧、送受信設定、過去メールの保存方法を確認します。切替後は外部アドレスとの送信・受信を両方試します。
パスワードを全部もらえば十分?
十分ではありません。一つのIDを全員で共有すると、誰が変更したか分からず、退職時にも困ります。会社が所有する主アカウントを作り、担当者ごとに権限を分けます。
二段階認証の復旧方法も会社で管理します。パスワードや秘密鍵を普通のメールやチャットへ平文で残さないようにします。
切替当日は何を確認する?
トップページだけでなく、主要ページ、スマートフォン表示、HTTPS、問い合わせ送信、予約、メール、アクセス解析を確認します。問題時に元へ戻す条件と担当者も事前に決めます。
旧サーバーはすぐ解約しません。新環境が安定し、必要なデータを全て受け取ったことを確認してから解約します。
迷ったら、この順番で進めてください
- 01契約一覧を作る
名義、管理メール、期限、支払方法、連絡先を記録
- 02会社権限を確保
主アカウントと二要素認証の復旧方法を会社管理へ
- 03データと設定を受領
ファイル、DB、DNS、フォーム、メールを漏れなく保存
- 04切替試験を行う
主要URL、送信、受信、計測、戻し方を確認
よくある疑問に答えます
制作会社からパスワードを全部もらえば十分ですか?
不十分です。契約名義、登録メール、請求、データ、外部サービス、復旧方法も必要です。共有IDは会社用・個人用へ分離します。
ドメイン移管は必ず必要ですか?
会社名義で適切に管理できているなら、事業者を変えず権限整理だけで済む場合があります。所有と運用の問題を分けて判断します。
引継ぎ後すぐ旧サーバーを解約できますか?
DNS反映と全機能の確認前は避けます。フォームやメール、古いURLの転送まで確認し、復旧不要と判断してから解約します。
この記事の根拠と確認範囲
既存サイトのファイル受領、サーバー移行、DNS・SSL・フォーム確認で必要になった情報を基にしています。
