Web制作・パス初心者向けガイド

公開フォルダを変えたらCSSと画像が消えた原因|パスの確認方法

サイトを別フォルダへ移した時にデザインや画像が消える原因を、古いパス・絶対パス・相対パスの順で確認します。

匿名化方針実際の対応を基に、顧客名・地域名・URL・管理画面の識別情報・個人を特定できる数値を省いて構成しています。

この記事が役立つ方
  • テストサイトを別の公開フォルダへ移した
  • HTMLは表示されるのにデザインと画像だけ消えた
  • どのファイルから確認すればよいか分からない
先に結論

HTMLだけ表示され、CSS・画像・リンクがまとめて壊れた時は、移動前のフォルダ名がURLに残っていないかを最初に確認します。ファイルを再アップロードする前に、ブラウザが実際に取りに行ったURLと、サーバー上の配置を比べると原因を絞れます。

この記事を読むと分かること
  • 絶対パスと相対パスの違い
  • 古いフォルダ名を残さない確認順
  • 公開前に画像・リンク・フォームまで点検する方法
匿名化した実例

実際の公開例:別フォルダへ移したら装飾が消えた

ページ本文は表示されましたが、CSSが読み込まれず、画像と一部リンクも開かない状態になりました。アップロード漏れだけを疑わず、HTMLに残っていた移動前のパスを確認しました。

確認時期
直近の対応
対象
静的HTMLで作ったテストサイト
起きたこと
公開先のフォルダ名を変更して再配置
  1. ブラウザの開発者ツールで、CSSと画像がどのURLへ取りに行っているかを確認しました。
  2. HTML、CSS、JavaScript内を検索し、移動前のフォルダ名が残る箇所を一覧にしました。
  3. 公開先を基準にパスを直し、トップ以外のページ、画像、フォーム、戻るリンクまで再確認しました。

結果:ファイル自体は存在しており、古い公開先を指すURLが原因でした。パスをまとめて直し、移動先でも同じ構成で表示できました。

匿名化:実際のドメイン名、フォルダ名、顧客サイト名は、例示用の名称へ置き換えています。

01

なぜHTMLだけ表示されるの?

ブラウザは最初にHTMLを読み、その中に書かれたURLを使ってCSS、画像、JavaScriptを別々に取得します。HTMLの場所だけ正しくても、CSSが古いURLを向いていれば文字だけのページになります。

画像が一部だけ消える場合は、HTMLだけでなくCSSの背景画像やJavaScript内のURLも確認します。

02

絶対パスと相対パスの違い

「/assets/style.css」のようにスラッシュから始まるURLは、ドメイン直下を基準にします。「assets/style.css」は今のページの場所を基準にします。どちらが正しいかは公開構成で変わります。

サブフォルダへ置くサイトでドメイン直下のパスを固定すると、移動先では別の場所を見に行くことがあります。反対に、階層の深いページで相対パスを使うと、ページごとに基準が変わる点に注意します。

03

最初に確認する3か所

表示が崩れたページを開き、CSSファイルのURLを直接開きます。404なら、HTMLに書かれたURLとサーバー上の配置が一致していません。次に画像、JavaScriptの順で同じ確認をします。

  • HTMLのlink・script・imgに書かれたURL
  • CSSのbackground-imageやfont-faceに書かれたURL
  • JavaScript、サイトマップ、canonical、フォーム送信先に残る旧URL
04

一括置換だけで終わらせない

古いフォルダ名を一括置換すると早い一方、説明文や外部リンクまで変える危険があります。対象ファイルと置換前後の文字列を限定し、変更一覧を確認してから公開します。

特に「戻る」「詳しく見る」など相対リンクはトップから動いても、下層ページからは壊れることがあります。全ページを同じ入口から見るだけでなく、直接URLを開いて確認します。

05

直したのに変わらない時はキャッシュを確認

CSSを直しても以前のファイルがブラウザに残り、古い表示が続くことがあります。まず別のブラウザやプライベートウィンドウで確認します。

更新が多いCSSやJavaScriptは、ファイル名やURLへバージョンを付けると、新旧が混ざりにくくなります。キャッシュだけを疑う前に、本番URLのファイル内容も直接確認します。

06

公開前チェックは表示以外も含める

見た目が戻っても、canonicalがテストURLのまま、フォームが旧URLへ送信、サイトマップが移動前のURLということがあります。検索や問い合わせに影響するため、画面以外も確認します。

  • トップと全下層ページを直接開く
  • CSS・画像・JavaScriptが200で取得できる
  • 内部リンクとフォーム送信先が新しい場所を向く
  • canonical・OGP・サイトマップが公開URLと一致する

状況から最初の対応を決める

壊れ方から、最初に見る場所を決めます。

今の状況最初の判断確認する理由
文字だけ表示されるCSSのURLを見るスタイルシートを取得できていない可能性が高い
画像だけ一部消えるHTMLとCSSの画像URLを見る背景画像はCSS内に書かれることがある
下層ページだけリンク切れ相対パスの基準を見るページ階層によって解決先が変わる
修正後も古い表示本番ファイルとキャッシュを分ける新しいCSSが配信済みか先に確認する
実際にやること

迷ったら、この順番で進めてください

  1. 01
    壊れたファイルのURLを開く

    404か、古い場所を見ているかを確認

  2. 02
    旧フォルダ名を検索する

    HTML・CSS・JavaScript・設定ファイルを対象にする

  3. 03
    限定して修正する

    置換内容を確認してから公開

  4. 04
    全ページを再点検する

    表示、リンク、フォーム、SEO設定まで見る

もう少し知りたい方へ

よくある疑問に答えます

絶対パスと相対パスはどちらが安全ですか?

公開場所が固定なら絶対パス、移動を想定するなら相対パスが便利な場合があります。サイト構成を決め、混在させないことが大切です。

CSSを再アップロードすれば直りますか?

URLが間違っていれば、同じファイルを再送しても直りません。ブラウザが要求したURLと配置を比べます。

トップだけ見れば公開確認は十分ですか?

不十分です。階層が違う下層ページ、フォーム、canonical、サイトマップも確認します。

この記事の根拠と確認範囲

実際のWeb運用・支援で確認した流れと、各機関の公式情報を基に構成しています。管理画面や仕様は変わるため、作業前に最新の公式情報も確認してください。

参考にした公式情報

フォルダ移動後の表示崩れを切り分けたい場合

ファイルの再送を繰り返す前に、公開場所とブラウザが要求するURLを照合します。

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