SSL・セキュリティ初心者向けガイド

HTTPは表示されるのにHTTPSだけ表示されない場合の対処法

HTTPは見えるのにHTTPSだけ開かない時、どの管理画面をどの順番で確認すればよいか説明します。

この記事が役立つ方
  • HTTPSだけエラーになる
  • SSL設定後も鍵マークが出ない
  • 移行後の転送設定が不安
先に結論

HTTPでホームページが見えるなら、データ自体は置けています。HTTPSだけ開かない時は、まずSSLが『利用中』になっているか確認し、その後にwww付き・なしと転送設定を見ます。

この記事を読むと分かること
  • 証明書エラーとページエラーの違い
  • wwwあり・なしを漏らさない確認
  • 安全にHTTPSへ統一する順序
01

HTTPとHTTPSは何が違う?

HTTPSは、ホームページと利用者の間の通信を暗号化する仕組みです。URLの先頭がhttp://ではなくhttps://になり、ブラウザに安全な接続として扱われます。

HTTPで見えるのにHTTPSで見えない場合、ホームページのファイルが消えたとは限りません。通信を暗号化するためのSSL証明書が、まだ使える状態になっていない可能性があります。

02

最初にどの画面を見ればいい?

利用中サーバーの管理画面で、SSL証明書の状態を確認します。『発行中』なら待ち、『失敗』なら条件を確認し、『利用中』なら次の原因へ進みます。

次に、https://から始まるURLを直接入力します。ここで開けるならSSLは動いており、HTTPからHTTPSへ移す転送設定の問題が考えられます。

  • SSLが利用中になっている
  • 対象ドメインが正しい
  • https://を直接入力すると開く
  • www付き・なしを両方試す

エラー表示で原因を絞る

自分に近い状況を探すと、最初に何をすればよいか分かります。

あなたの状況おすすめなぜ?
証明書が無効・安全ではない証明書を確認未発行、期限、ホスト名不一致が候補
HTTPSで404公開設定を確認TLS接続後に別の公開先を見ている可能性
リダイレクトが繰り返される転送設定を確認サーバー・CMS・CDNで二重転送の可能性
wwwだけ失敗対象名を確認証明書またはDNSにwwwが含まれていない可能性
03

www付きだけ、またはwwwなしだけ開かないのはなぜ?

example.jpとwww.example.jpは、SSLでは別の名前として扱われます。証明書が片方だけに対応していると、もう片方で警告が出ます。

普段使うURLを一つ決めた上で、もう片方からも正しいURLへ移動できるようにします。どちらを正解にするかより、サイト内で表記が統一されていることが重要です。

04

SSLが利用中なのに開かない時は?

まずDNSが現在のサーバーを向いているか確認します。SSLを設定したサーバーと、ドメインが実際に向いているサーバーが違うと証明書は使えません。

次に転送設定を確認します。サーバー、WordPress、.htaccessなど複数の場所で同時に転送すると、ページが行ったり来たりして開けなくなることがあります。

05

ページは開くけど警告が残るのはなぜ?

ページ本体はHTTPSでも、画像やCSSの一部をHTTPで読み込んでいると警告が残ります。これを『安全でない内容が混ざっている状態』と考えると分かりやすいです。

ページ内の画像URL、外部ファイル、フォームの送信先にhttp://が残っていないか確認します。WordPressの場合は、サイトURL設定や古い記事内の画像URLも対象です。

06

いつHTTPSへの自動転送を設定する?

https://で正しいページが開き、画像やフォームも問題ないことを確認してからです。先に自動転送すると、SSLが使えない状態でもHTTPSへ送られ、確認作業が難しくなります。

順番は、SSL発行、HTTPS表示確認、ページ内の警告確認、最後にHTTPからHTTPSへの転送です。

07

自分で変更する時の注意点

.htaccessやWordPress設定を変える前に、元の内容を保存します。問題が起きた時に戻せる状態が必要です。

トップページだけでなく、問い合わせ送信、予約、管理画面へのログインも確認します。証明書エラーのまま問い合わせを受けると、利用者に不安を与えます。

実際にやること

迷ったら、この順番で進めてください

  1. 01
    証明書状態を見る

    発行中・失敗・利用中のどれかを管理画面で確認

  2. 02
    対象名を照合

    wwwあり・なしと証明書の対象を合わせる

  3. 03
    HTTPSを直接確認

    転送を切り離して正しいページが返るか試す

  4. 04
    転送を一本化

    サーバー、CMS、CDNの役割を重複させない

もう少し知りたい方へ

よくある疑問に答えます

無料SSLでも問題ありませんか?

一般的な企業サイトの通信暗号化には利用できます。発行条件、自動更新、対象ホスト名を契約先の公式案内で確認してください。

HTTPを残しておくとSEOに不利ですか?

最終的にはHTTPSへ統一し、HTTPから正規HTTPS URLへ恒久転送します。ただし証明書確認前に強制転送すると復旧が難しくなります。

鍵マークが出れば安全ですか?

通信は暗号化されていますが、サイト運営者の信頼性や脆弱性が全て保証されるわけではありません。更新やフォーム対策も別途必要です。

この記事の根拠と確認範囲

サーバー移行後にHTTPは表示できる一方、独自SSLの反映待ちでHTTPSだけ開けなかった事例を基に整理しています。

参考にした公式情報

設定や移行を安全に進めたい場合

現在のサーバー、DNS、メール、公開データを整理し、戻せる手順を作ってから対応します。

初回30分の無料相談無料診断を使う