サーバー・移行初心者向けガイド

DNS変更後にホームページが表示されない原因と確認手順

待てば直るのか、設定が間違っているのかを、表示された画面と確認順から分かりやすく説明します。

この記事が役立つ方
  • DNS変更後にサイトが消えた
  • サーバー移行を担当している
  • メール停止も避けたい
先に結論

まず設定を触るのを止めてください。表示されない画面を確認し、別の回線でも試します。人によって新旧サイトが分かれるなら反映待ち、全員同じエラーなら設定ミスの可能性があります。

この記事を読むと分かること
  • 反映待ちと設定ミスを分ける見方
  • 旧・新サーバーを取り違えない確認方法
  • Web移行でメールを止めない準備
01

まず何をすればいい?

最初にすることは、設定を追加で変更することではありません。表示されている画面、変更した時刻、変更前後の設定を保存します。何を変えたか分からなくなると、復旧が難しくなるためです。

次に、自宅や会社のWi-Fiとスマートフォン回線の両方で確認します。回線によって見えるサイトが違えば、変更情報が広がっている途中の可能性があります。

  • 変更した日時
  • 変更前後の管理画面
  • 表示された画面やエラー文
  • Wi-Fiとスマートフォン回線の結果
  • メールが送受信できるか
02

表示された画面から、何が起きているか分かる?

真っ白、404、サーバー会社の初期画面、証明書の警告では、原因が違います。サーバー会社の初期画面が出るなら、ドメインは何らかのサーバーまで届いています。次は公開フォルダやドメインの割当を確認します。

以前のサイトが表示される場合は、古い接続先を見ている可能性があります。HTTPSだけ開かない場合は、サイトデータよりSSL設定を先に確認します。

症状から最初の確認先を決める

自分に近い状況を探すと、最初に何をすればよいか分かります。

あなたの状況おすすめなぜ?
端末や回線によって表示が違う反映途中の可能性参照しているDNSキャッシュが異なるため
どの回線でも旧サイトが出るDNSを確認ネームサーバーまたはA/CNAMEが旧環境の可能性
サーバー初期画面や404が出る公開先を確認DNSは届いているがドメイン割当か公開フォルダが違う
HTTPだけ表示できるSSLを確認公開ファイルより証明書・HTTPS設定の問題が濃い
サイトとメールが同時に止まったDNS全体を確認MX/TXTを含むレコードが切り替わった可能性
03

そもそもDNSって何?

DNSは、sagas-llc.comのようなドメインを、ホームページが置かれているサーバーへ案内する仕組みです。引っ越しで例えると、ドメインが店名、サーバーが建物、DNSが住所案内です。

DNSを変更しても、世界中の案内が同時には切り替わりません。そのため、変更直後は古いサイトを見る人と新しいサイトを見る人が一時的に混在します。

04

反映待ちと設定ミスはどう見分ける?

お名前.comは、ネームサーバー変更に数時間から72時間程度、DNSレコード変更に数時間から24時間程度かかる場合があると案内しています。回線によって新旧表示が分かれるなら、反映途中の可能性が高いです。

一方、どの端末でも同じエラーが出る、指定された数字や文字と管理画面の値が違う場合は、待つだけでは直りません。サーバー会社の指定値と一文字ずつ照らします。

ここは注意反映時間は目安です。正しい設定か確認せず、72時間ただ待つという意味ではありません。

05

ホームページを直すとメールも止まるの?

止まる可能性があります。ネームサーバーを丸ごと変更すると、ホームページだけでなくメールの接続先情報も切り替わるためです。

MX、SPF、DKIM、DMARCはメールに関係する設定名です。名称を覚える必要はありません。変更前のDNS一覧を保存し、利用中のメール会社が指定する値を新しい管理先へ引き継ぐことが重要です。

06

自分で直す範囲と、問い合わせる目安

設定値の照合、公開フォルダ、SSLの状態までは管理画面で確認できます。ただし、業務メールが止まっている、何度も設定を変えた、旧設定が残っていない場合は、追加変更を止めてサーバー会社へ問い合わせる方が安全です。

問い合わせ時は、ドメイン名、変更時刻、現在の設定画面、表示されたエラーをまとめます。『表示されません』だけより、原因を特定してもらいやすくなります。

07

やってはいけないことは?

DNS、SSL、公開フォルダ、転送設定を同時に変えないでください。一つ変更したら時刻と結果を記録します。

旧サーバーもすぐには解約しません。切替後にホームページ、問い合わせフォーム、メールが安定していることを確認してから解約します。

実際にやること

迷ったら、この順番で進めてください

  1. 01
    現状を固定

    設定画面とエラーを保存し、それ以上の変更を一度止める

  2. 02
    4URLを比較

    wwwあり・なし、HTTP・HTTPSを別回線で確認する

  3. 03
    接続先を照合

    ネームサーバーとA/CNAMEを指定値と照らす

  4. 04
    公開先とSSLを確認

    サーバー到達後の404と証明書エラーを分ける

  5. 05
    メールを試験

    外部アドレスとの送受信と迷惑メール判定を確認する

もう少し知りたい方へ

よくある疑問に答えます

キャッシュを消せば直りますか?

端末だけ古い表示なら改善することがあります。ただし複数回線で同じ症状なら、キャッシュだけでなくDNS値や公開先を確認してください。

72時間は何もせず待つべきですか?

設定値の照合はすぐ行えます。値が正しく、回線ごとに新旧表示が分かれている場合は反映待ちの可能性が高いです。

旧サーバーはいつ解約できますか?

Web、SSL、フォーム、メールを新環境で確認し、反映期間を越えてアクセスが安定してからが安全です。契約更新日だけで先に解約しないでください。

この記事の根拠と確認範囲

お名前.com環境でのサイト移行とDNS切替時に、Web・SSL・メールを分けて確認した経験を基に構成しています。反映時間などの仕様は公式情報で確認しています。

参考にした公式情報

設定や移行を安全に進めたい場合

現在のサーバー、DNS、メール、公開データを整理し、戻せる手順を作ってから対応します。

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