実績掲載・広告表現初心者向けガイド

ホームページ公開後の成果を、誇張せず実績として掲載する方法

問い合わせや予約が増えた実例を、因果関係を言い切らず、期間・条件・本人確認・掲載許可と一緒に伝える方法です。

匿名化方針実際の対応を基に、顧客名・地域名・URL・管理画面の識別情報・個人を特定できる数値を省いて構成しています。

この記事が役立つ方
  • ホームページ制作後の成果を実績ページへ載せたい
  • 予約や問い合わせの増加をどこまで言ってよいか迷う
  • 顧客名や画面の数値を公開せず信頼性を伝えたい
先に結論

成果は「確認できた事実」「顧客から聞いたこと」「自社の推測」を分けます。期間、対象、他に行った施策、計測方法、掲載許可を記録し、1件の結果を全顧客へ当てはまる効果として見せません。匿名化しても特定につながる組み合わせは省きます。

この記事を読むと分かること
  • 事実と因果関係を分ける書き方
  • 掲載前に残す根拠と許可
  • 匿名化と注意書きだけに頼らない表現
匿名化した実例

実際の判断例:公開後の新規予約をどう伝えるか

成果として紹介できる変化がありましたが、「ホームページで集客に成功」と大きく言い換えず、予約があった事実、確認できた経路、他の可能性を分けました。公開記事では店舗を特定できる情報も外しました。

確認時期
直近の対応
対象
小規模店舗のホームページ制作実績
起きたこと
公開後に新しいお客様から予約があった
  1. 予約日時、確認方法、本人が答えた経路を社内記録へ残しました。
  2. 同じ期間に広告、紹介、店舗情報の更新など他の変化がないか確認しました。
  3. 公開文では件数を一般化せず、保証表現を使わず、店名・地域・顧客属性を省きました。

結果:実際の成果を隠さず伝えながら、ホームページだけの効果や将来の結果を保証する表現を避けられました。

匿名化:顧客の確認を得ていない固有名詞、所在地、画面、数値の詳細は公開していません。

01

最初に「確認できた事実」を一文にする

「公開後に新規予約があった」は時系列の事実です。「ホームページだけで予約を獲得した」は原因を特定した表現です。本人の回答や計測がなければ、同じ意味ではありません。

まず日付、対象、起きた変化を社内記録へ残し、公開文はその範囲を超えないようにします。

02

成果の根拠として残す項目

数字のスクリーンショットだけでなく、何を数えたのかと条件を残します。「問い合わせ」に営業連絡を含むか、「予約」に変更や重複を含むかで結果が変わります。

  • 計測した開始日と終了日
  • 対象となるページ・店舗・サービス
  • 数えた問い合わせや予約の定義
  • 本人へ経路を確認した方法
  • 同時期に行った広告・紹介・店舗情報更新
03

ビフォー・アフターは同じ条件で比べる

公開前1週間と公開後3か月のように期間が違う比較は避けます。季節、休業、広告費、営業日数も可能な範囲で揃えます。

母数が少ない場合は割合だけを大きく見せません。0件から1件は割合で表しにくいため、確認できた件数と背景をそのまま伝える方が正確です。

04

体験談と注意書きの関係

「個人の感想です」と小さく書けば、強い効果表現がすべて問題なくなるわけではありません。消費者庁は、体験談を含む表示全体から受ける印象と、客観的な根拠が対応する必要があると示しています。

本文、見出し、画像、グラフ、注意書きを合わせて、一般的に同じ結果が出るような印象になっていないか確認します。

05

顧客の掲載許可は範囲を分ける

制作実績として名前を出す許可、成果の数字を出す許可、画面を掲載する許可、コメントを載せる許可を分けます。一つの了承で全部を公開できると考えません。

画面には顧客名、検索語句、メールアドレス、予約日時などが映ることがあります。必要部分だけを作り直すか、数値を文章で説明します。

06

公開後も更新・訂正できる状態にする

成果は期間が変わると数字も変わります。確認日を載せ、継続中の数字を固定的な実績に見せません。顧客から掲載停止や修正の連絡があった時の窓口も決めます。

根拠資料を保存し、数字を更新した時は変更日と理由を残します。事実確認ができなくなった実績は、掲載を止める判断も必要です。

状況から最初の対応を決める

公開したい内容を、根拠と許可の状態で分けます。

今の状況最初の判断確認する理由
予約があったことだけ確認時系列の事実として書く原因は断定しない
本人がサイトを見たと回答確認方法を添える全顧客に同じ効果とは言わない
数値の条件が揃っていない割合比較をしない期間と定義を先に揃える
店名・画面・コメントを掲載項目ごとに許可を取る個人情報と営業情報を確認する
実際にやること

迷ったら、この順番で進めてください

  1. 01
    事実を一文で記録

    起きたことと推測を分ける

  2. 02
    条件と他施策を確認

    期間、定義、広告などを残す

  3. 03
    掲載範囲の許可を取る

    名前、数字、画面、コメントを分ける

  4. 04
    表示全体を読み直す

    見出しや画像が保証に見えないか確認

もう少し知りたい方へ

よくある疑問に答えます

実績へ「効果がありました」と書いてよいですか?

何の効果を、どの期間と方法で確認したかを示せる範囲で書きます。将来や他の顧客にも同じ結果を保証する表現は避けます。

店名を伏せれば許可はいりませんか?

地域、業種、時期、画面などで特定される場合があります。契約や秘密保持も確認し、必要に応じて相手の許可を取ります。

注意書きを付ければ強い表現を使えますか?

注意書きだけではなく、見出し、本文、画像を含む表示全体が与える印象と根拠を一致させる必要があります。

この記事の根拠と確認範囲

広告表示や個人情報の扱いは、事業内容と掲載方法によって判断が変わります。公開前に最新の公式情報を確認し、判断が難しい場合は弁護士などの専門家へ相談してください。

参考にした公式情報

実績の見せ方と根拠を整理したい場合

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